片頭痛と同時に起こるめまいの症状・原因・治療法・検査法・薬

原因

片頭痛は脳の血管が拡張する事により生じます。

 

片頭痛にめまいが伴うことは必ずではないですが、同時に起きる場合と、前触れとして、頭痛の30〜60分前に起きる場合があります。

 

ほとんどは、不動性のふらふらとした感じのめまいです。

 

 

なお、めまいと関連が強いものに、脳底型片頭痛があります。
まれなタイプの片頭痛ですが、治療に使う薬が変わってきますので注意が必要です。

 

 

■子供の片頭痛は大人よりもめまいを伴うことが多いようです。

 

母親に片頭痛のある事が多い為、遺伝的要因が強いと考えられますが、一卵性双生児でも、発症が分かれてくる為、生活環境も影響するようです。

前兆

前兆によくあるのが、視界にチカチカとした光が現れ大きくなり、やがて消えるという現象で、「閃輝暗点」と呼ばれる前兆が現れます。

 

問診

頭痛の種類で、「脳底型片頭痛」というのがあり、片頭痛とは使う薬が変わってくる為、問診により診断をしていきます。

 

「脳底型片頭痛」に対しては、「片頭痛」の場合に使う「エルゴタミン系薬剤」と、「トリプタン系薬剤」は症状を悪化させるおそれがあり、使用することができません。

 

 

片頭痛の特徴とされていること

・発症が30歳までに起こる。

 

・ズキンズキンとした脈拍と同時に来る痛みであるある事が多い。

 

・月に数回痛みを発し、またその回数が年齢とともに増える傾向にある。

 

・頭痛の前にサインとなる症状が現れる。

 

・運動や、お酒を飲んでいる時または、飲んだ後、人混みなどで、起こりやすい。

 

・まぶしい光や階段を昇るなどの動作により頭痛がひどくなる。

 

・痛みが出ている時に、痛みのある側の血管を圧迫すると、痛みが軽くなる。

 

治療法

■薬物治療

 

「発作を抑制する治療」

 

1.鎮痛薬

 

2.エルゴタミン系薬剤:拡張した血管を収縮させます。
前兆もしくは前駆症状が起きたときに服用しなければ効果が現れにくいので、飲むタイミングに注意が必要です。

 

3.トリプタン系薬剤:収縮した血管を選択的に拡張します。
頭痛が起こってから服用する薬で、効果は1〜2時間後に現れます。

 

 

「発作を予防する治療」

 

1.塩酸ロメジリン:片頭痛の予防に効果のある薬剤で、血管の収縮をおさえます。

 

2.その他:頭痛予防に対し保険適用ではありませんが、効果の認められている薬剤(β遮断薬・抗うつ薬・抗てんかん薬・ビタミンB12・ボツリヌス毒素の頭皮注射)を用いることがあります。

 

 

●頭痛は頚椎(首)とくに、上部頚椎と頭の骨の歪みが関係している事が多くあり、この様な場合はカイロプラクティックにより、歪みを矯正する事で、頭痛が改善されるケースが多いです。

 

また、歯の噛み合わせ(歯ぎしりなども)が関係している事もとても多いです。

 

 

 

■めまいの方の体験談はコチラ■

 

>>【症例レポート】30代・女性 長年の頭痛(偏頭痛)による症状と経過

●頭を動かすとふらつきが強くなり、倒れそうになる
●頭痛や首・肩などのコリや痛みがきつい
●人混みやスーパーなど、込み合う場所で、ふらつきが強くなる
●速い動きに目がついていかない
●頭の回転や、集中力が落ちた
●スマホやパソコン、明るい画面や空などが眩しく見るのがツラい
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